【創業支援コラム】創業秘話

創業秘話

 10月も、本当に多くの方から会社を設立したい、個人事業を開業したいというお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

 八王子・多摩会社設立支援機構は、多くが八王子で会社を設立したいとお考えの方が多いです。

 そして、青梅・あきる野・日野で会社を設立したいとお考えの方からもお問い合わせをいただいております。

 

 八王子・多摩会社設立支援機構の運営元である立川税務会計事務所は、今月末で29年がたち、

11月1日から30年目に入ります。今年は30周年記念の年です。

 

 毎年、私は、この時期に創業の精神を振り返ります。

 今回、当事務所の創業の秘話についてお話させていただきます。

 

 当事務所の創業は、平成3年11月1日です。

 それからさかのぼること約1年前の、平成2年の夏のことです。

 当時、私立川と本山は、同じ会計事務所に勤務していました。

 お客様の仕事を終えた帰りです。

 左側にキャベツ畑が一面に広がる道を歩いているとき、「一緒にやろう」という話になりました。

 もちろん勤務していましたから、お客様はゼロ。

 しかし、夢は無限。

 

 この日が、創業に向けてのスタートでした。

 

 あの頃よく入った、ビールの飲めるスパゲッティのお店のナプキンなどに、こうしたい、ああしたいなどと書いていきました。

 当時のメモには、こんなことが書いてありました。

 活字にするととても恥ずかしいのですが、書きます。

 ○ 顧問先に喜んでもらう。

 ○ 私たちの実力を試し、豊かになる。

 ○ 利益は出していく。社会貢献する。

 ○ 立川は、一経営者を目指していく。

 ○ 民法はとても大切。この考え方の価値を高める。

 ○ 新卒募集をする。

 ○ 4人で4000万円はやる。

 これらの目標のほとんどが、達成できました。

 

 もっと言えば、明確にした目標に期限をつければ、もっと早い時期にこれらの目標が達成できたのではないかと思います。

 平成2年当時、会計事務所の業界では、「お客様」のことを「顧問先」と呼んでいたのです。本当に失礼な話です。

 また、「私たちの実力を試す」というのは、エゴ丸出しだったなあと思っています。

 この考えに賛同してくれたのが、現ベテランメンバーです。

 そして、現メンバーは、新卒の方が多くなりました。

 

 創業企業は、エゴがあったほうが、より強いエネルギーになっていくと私は思います。

 そして次の成長段階で、多くの経営者が、「人のために」「世のために」と考えるようになると思います。

 なぜなら、経営者一人では事業が回らなくなるからです。

 

 創業を目標としていたあの頃から、はや30年が経ちました。

 現在は、お客様企業の発展のために、税務・経理を通して、企業経営者のよきアドバイザーになることを使命としています。

 企業の発展とは、成長・拡大そして安定することであると考えています。

 

 会社を設立したい、個人事業を開業したいと思っていらっしゃるあなた様へ。

 あなたの創業の想いはどのようなものですか?

 その想いを何年で実現させたいですか。

 

 その想いは、どのような形でも、ぜひメモに残していただくことをお勧めします。

 

 ご参考になればありがたいです。

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