【創業支援コラム】経営の目標数値

　令和４年になりましたね。

　今月、八王子・多摩会社設立支援機構では、個人事業を法人にしたい、新しく八王子市で会社を設立したいというお問い合わせをいただいております。

　今月の無料相談のご面談で、年末年始でじっくり考えて、会社を設立する決断をなさった方がいらっしゃいました。

　ありがとうございます。

　どのような業種で起業するかは、経験度合い、事業の参入タイミング、業界の成熟度合いなど様々な要因があります。会社を設立して経営していくためには、まずは創業者ご自身が満足感、充足感を感じられるものがベストです。

　たとえば、営業をして販路を開拓することが得意であれば、その得意な分野で結果を出していただければベストであると思います。

　年商をどのくらいの規模の会社にしたいのか、従業員をどのくらいの人数の規模の会社にしたいのか、また、どのくらいの利益金額の会社にしたいのかなど、夢は尽きないと思います。

　一番難しいのが、お客様がゼロの状態で、まず１社のお客様とお取引をすることです。

　お客様１社とお取引ができたら。２社目のお客様、３社目のお客様とお取引をしていく。

　そうしてお客様数も増え、会社経営に一番大事な「売上」が上がっていきます。

　会社の年商つまり売上合計は、基本的には「数量×単価」です。お客様数が増え、売れる商品・サービスが増えていけば、売上は確実に上がります。

　お客様数が増え、順調に売上げが増加してきたときに忘れてはならないことは、利益を出すことです。

　「利益」には、粗利益、営業利益、経常利益など様々な利益があります。

　創業間もない経営者である社長には、ぜひとも「粗利益」を意識していただきたいと考えています。

　粗利益とは、売上から仕入を差し引いたものです。

　業界平均の粗利益というものもあります。

　可能であれば、一人1,000万円の粗利益を是非目指していただきたいと思います。

　個人事業を開業したい、会社を設立したい、とお考えになり、それが現実となった時、実は、その創業はスタート地点です。

　そのスタート地点から、目標地点であるゴールに向かってさまざまなことを達成していっていただきたいと思います。

　創業経営者はさまざまな夢をお持ちです。その夢を実現するためには、「目標数値」が必ず必要となります。

　その目標数値を達成するためのやりがい感、達成したときの充足感を、企業経営を通して是非味わっていただきたいと思います。

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