【創業支援コラム】創業計画

創業計画

　個人事業を開業したい、会社を設立したい、そう考えたとき、まずどのような事業を営んでいくかを決めます。ある意味当たり前のことですね。それと同時に、ご自身の企業の強み・弱みを十分に認識する必要があります。

企業の強みは、ご自身の「創業に向けての熱い思い」のなかに、必ずあります。

特に、下記の４項目については、具体的にかつ明確に認識した方がいいと思います。　　　　　　１　取扱商品やサービスの内容　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２　セールスポイント　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３　販売ターゲット・販売戦略　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４　競合・市場など企業を取り巻く状況

　少し掘り下げて、この４つについて考えていきます。

　１　取扱商品・サービスの内容

　自社の扱う商品・サービスの内容をわかりやすく伝えるとしたら、どのようになるでしょう　か。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、その商品・サービスは、ライバルである同業他社の商品・サービスと比較して、どのような強みがあるでしょうか。

　２　セールスポイント

　ずばりその商品・サービスのセールスポイントは何か、ということです。

　３　販売ターゲット・販売戦略　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　自社のお客様は誰ですか、そして、どのように売っていくかということです。　　　　　　　　「お客様は誰か」ということは、漠然としていますが、たとえば、法人がお客様なのか、あるいは、個人がお客様なのかということです。個人であれば、会社員なのか、学生なのか、あるいは男性なのか、女性なのか、年齢は関係するのかどうか、ということです。　　　　　　　　　　　　　　　　どこまでお客様を絞り込んでいくのか、ということも重要になります。

　４　競合・市場など企業を取り巻く状況

　あなたの企業の取り巻く状況はどうですか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たとえば、あなたの事業が小売店であったとします。その店舗の立地や人通り、その周辺に同業の小売店舗があるかどうか、あったとしたら、その同業他社よりも優れているところはどういう点か、ということです。

　これらの４項目は、日本政策金融公庫の創業融資を受ける際の企業概要書、創業計画書の記載に必要です。

　ぜひとも、あなたの強みを把握して、その強みを伸ばしてくださいね。