【創業支援コラム】30年

30年

昨年、2015年10月、立川会計事務所は25周年を迎え、現在25年目に入っています。過ぎ去った24年というものは、本当に早いものです。

私立川が、社会人として最初に勤務しましたのが、ちょうど30年前の1986年4月です。
前年の1985年12月に税理士試験に合格し、それから社会人となりました。
現在、実務経験を積んで、ちょうど30年が経ちました。

税理士となるためには、税理士試験に合格するのがオーソドックスな道です。
税理士試験は、所定の5科目を合格することによって「税理士試験合格」となります。一度の試験で5科目合格する必要はなく、また、合格した科目は生涯にわたり「科目合格」となるのです。

税理士試験は、年1回毎年8月上旬に行われ、合否の発表が12月のクリスマスの時期なのです。(現在発表の時期は、12月中旬ごろになっているようです)
私は1982年9月から、3年間TACという税理士受験学校に通学しました。
その3年間、今振り返ると「受験生」として生涯で一番勉強に打ち込んだ期間でした。特に、税法科目の勉強は、現在の業務の基礎になっています。

2016年4月、新年度を迎え、当事務所に新卒のメンバー、転職組のメンバーが新しく加わりました。
4月1日には、「これから社会人としてどのような人生を歩んでいきたいのかを真剣に考えてください」というメッセージを贈りました。

30年前、私が会計事務所に就職し、会計事務所の業界で生きていくと決意しました。決意はしたものの、不安を感じることが多かったです。当然ですが、不安を解消するためには、作業を人の倍こなし、仕事も人の倍をこなし、努力を3倍したつもりです。

事務所で、「何かをなしとげたいと考えたら、何かを犠牲にせざるを得ません。何を犠牲にできるのか、何を犠牲にしたくないかを考えてください」「物事には、優先順位があります」とよく話します。もしかしましたら、その当時の体験がベースになっていると感じます。

「犠牲にできること・できないこと」「物事の優先順位」ということは、これから創業しようとする方へのメッセージになる、と感じます。

時間だけは有限です。
限りある時間で、何を優先するか、何を犠牲にするのかを心得ておくだけで、創業企業がスムーズに運営できると思います。

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