【創業支援コラム】タイミング

タイミング

　本年も、あとわずかとなってしまいましたね。

　「八王子・多摩会社設立支援機構」では、本年も多くの方からお問い合わせをいただきました。ありがとうございます。

　すぐに会社を設立されたい方、今勤務している会社を辞めるのに時間がかかる方、今役員に就任している会社から引き留められたが、何とか円満に役員を辞任でき、会社を設立することができた方など、様々なご相談をいただきました。

　会社を設立したい、というご相談を通じて改めて感じることは、行動を起こす際にも「適切なタイミング」が大切であるということです。

　すぐに会社を設立したいとおっしゃる方でも、当然のことですが、設立しようかどうしようかなどと、様々な事を考えて行動を起こされています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きっかけは、たとえば、個人事業の方が取引先の要請に応じて会社にせざるを得ないという場合は、本当に最適なタイミングだと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろん、起業をする、会社を設立するということで、「最適なタイミング」を見計らい続けていると、行動を起こせなくなってしまいます。ある程度の割り切りは必要です。

　事業経営で大切なことは、お客様を集めること、そして集めた見込客に商品やサービスを購入してもらうことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会社を設立すること、起業することは、決してゴールではありません。長年の目標の一つの達成事項であり、スタート地点に立ったということです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ですから、考えすぎず、業界、ライバル、お客様の動向や変化を見極めながら、売上げをあげていくことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そうすることで、最適な行動をとり、その行動をとり続けることができるのです。

　また、経営者は、物事の決定と利益に対する責任を負っています。　　　　　　　　　　　　　　たとえ、昨日、あるいは一週間前、一か月前に最適な行動をとっていたとしても、業界、ライバル、お客様の動向や変化に気づいたら、軌道修正をした方がよいと思います。

　「経営とは変化に対応すること」と言われますが、本当にそのとおりであると考えています。

　来年も、起業したい、会社を設立したいと思っているあなた様を、全力でサポートしていきます。