【創業支援コラム】起業する時の大切なポイント

起業する時の大切なこと

起業するときに、大切なことは、

1 何をやるか
2 誰とやるか
3 いつやるか
4 どうやってやるか

という4つに集約されると思います。

何をやるか

何をやるか、ということは、当たり前のことかもしれませんが、どのような事業を本業として経営していくかということです。

多くの経営者は、勤務時代にやっていたことを本業にされます。


また、何かの想いを小さく副業のような「形」として試し、その形となった小さな試しを少しずつ成長させて、本業としていくというケースもあります。

なかには、全くの新規事業として起業されたという経営者もいらっしゃいます。

私は25年以上前ですが、会計事務所に勤務していました。
ですから、個人的には勤務時代にやっていたことを本業として起業するというやり方が、一番手堅いと思います。

ほとんどすべての経営者が正しいことをされています。
「何をやるか」は、結局、正しいことを踏まえて、楽しいことをやるのがベストだと思います。
なぜなら、事業経営は、山もあれば谷もあり、またそれ以上に、いうなれば長い長い平坦な道があるからです。

その長い長い平坦な道を歩むためには、正しいことの中に、楽しいことを見つけることのできる仕事がベストであると考えています。

 

誰とやるか

次に、誰とやるかです。

一人で起業するのもよし、奥さん(旦那さん)と起業するのもよし、兄弟姉妹で起業するのもよし、友人と起業するのもよし、勤務時代の仲間と起業するのもよし。
すべて正解です。

一人で起業された場合、その後に採用した方が「ナンバー2」となることが多いです。


「ナンバー2」の方が、創業者に共感して、レスペクトしている人であるということは、とてもとても大切であると考えています。
私は、以前勤務していた会計事務所のメンバーと創業致しました。

日本では、80パ-セントが10人未満の企業です。
そして、13~14パ-セントが30人未満の企業です。
30人未満の企業が、企業全体の90パーセント以上を占めていますので、「誰とやるか」というのは、非常に大事なことであると思います。

 

いつやるか

3つ目に、いつやるかということです。

いつやるかは、ご自身が、創業しようと決意した時が、ベストの時期です。

とはいえ、現実問題として事業での運転資金が必要になりますので、可能な限り、300万円を貯めてから起業されるほうが、より安心です。

起業しようと決意し、その市場に参入するタイミングがベストであったという経営者もいらっしゃいます。

ちなみに、「決意した時」とは、気持ちがポジティブでなく、また、ネガティブでもなく、冷静で、いうなればニュートラルな状態ですべきだと思っています。

とはいえ、ベストな参入タイミングを狙うということだけに着目するのは、好ましいことではないと思います。

起業にあたり、妻(夫)あるいは恋人、両親、兄弟、友人、親戚といった身近な方が、応援してくれない、ということもあります。
ですから、周りから否定されてもご自身を信じる強さ、信じ続けることができる強さが必要となります。

一つの尺度として、ご自身を信じ続けることができる強さが、ある程度備わった時が、起業にあたってのベストな時期である、といえます。

 

どうやってやるか

最後に、どうやってやるかです。

事業で一番大切なことは、これも当たり前のことですが、「お客様に価値ある商品や、価値あるサービスを提供し、お客様からお金を受け取る」ということです。

事業は、極論すれば、お客様がいらっしゃれば、なんとかなります。(二番目に大切なことが、お客様への売上の請求書の発行と入金の確認であると考えています。)

なんとかなるとはいえ、一度は買ってくださっても、二度、三度と買っていただくためにはどうしたらいいか、また、一人の方ではなく、二人、十人、百人、二百人の方に買っていただくためにはどうしたらいいか。
このことを真剣に考えて行動する、そして、考え続けて、行動し続けていくことが、経営者の一番大切な仕事です。

店舗や事務所を最初から構えるのか、最初は自宅兼事務所で始めるかということは、起業する事業形態により、悩むところです。
しかし、起業のご相談があったとき、私は、「最初は小さく始めて、少しずつ大きくされたらいかがですか」とお答えしています。

抽象的な表現になりますが、お客様が必要に迫られているか、お客様が緊急性を感じているか、お客様が抱えている悩みをお客様自身で積極的に解決しようとしているか、などを確認することは、大切なことです。

買う気がない方に、説得して買ってもらうのは、基本的には、私は不可能だと思っています。
(もちろん衝動買いや、ついでにこれもなどという、例外があることは、承知しています。)

究極的には、お客様の話を聞くことにあると思います。
お客様の話を聞いて、理解することを意識づける、これが最初の一歩ではないでしょうか。

こうして、ご自身が豊かになるために、また、お客様に喜んでもらうために、そして、大切な人を幸せにするために、起業されます。

起業後、創業期をスムーズに進めるために、経営者ご自身が、がむしゃらに仕事をするという時期がすぐにやってきます。
がむしゃらに仕事をする、それは、起業した事業が軌道に乗り、成長しようとしている時期にあたります。

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