【創業支援コラム】日本政策金融公庫からの融資を受けるメリット

日本政策金融公庫からの融資を受けるメリット

　会社を設立したい、というご相談を引き続きお受けしています。そのときに合わせて、会社設立後すぐにお金を借りたい、というご相談もいただきます。

　今回は、日本政策金融公庫の融資を受けるメリットについてお話させていただきます。

　第一に、最大のメリットは、創業期の融資を受けやすいことです。　　　　　　　　　　　　　　会社を設立してまだ間もない時期は、実績がないのは当たり前です。　　　　　　　　　　　　　　実績のない創業の時期に民間の金融機関からすぐに融資を受けるのは、困難と言わざるを得ません。民間の金融機関とは、銀行、信用金庫、信用組合などをいいます。　　　　　　　　　　　　　　　日本政策金融公庫の「新創業融資制度」は、将来の事業計画を十分に判断材料としてもらえます。創業期の融資としては実行される可能性が非常に高いといえます。　　　　　　　　　　　　　　　　そして、面談から融資実行までの期間がおおむね２週間程度と短いこともメリットといえます。

　第二に無担保・無保証で融資を受けることができる点です。　　　　　　　　　　　　　　　　　基本的に、創業期に民間の金融機関で融資を受ける時は、無保証で融資を受けることは難しいです。会社を設立して、会社で融資を受けたいといっても、必ず社長個人が連帯保証人となり、また、信用保証協会の保証をつけることを求められることが多いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本政策金融公庫は、基本的に無担保・無保証で融資を受けることができます。

　第三に、日本政策金融公庫の融資を受けることができると、他の民間の金融機関からの評価が上がる点です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本政策金融公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としつつ、中小企業者の資金調達を支援するための金融の機能を担う、とされています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本政策金融公庫の融資を受けることで、信用実績をつくることができる点がメリットとなります。

　第四に、融資の金利は固定金利であるという点です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　借入金を返済するときの金利は、変動金利と固定金利があります。　　　　　　　　　　　　　　　変動金利とは、市場の金利動向により利率が変動する制度です。　　　　　　　　　　　　　　　　固定金利とは、最後の返済まで金利が変わらない制度です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　創業期の時期で、金利負担があらかじめ固定されている点は、メリットが大きいと思われます。

　以上のメリットを考慮して、八王子・多摩会社設立支援機構では、創業期の融資として、日本政策金融公庫をお勧めしております。