【創業支援コラム】明確な目標

明確な目標

 

 八王子・多摩会社設立支援機構へご面談に来られる方のほとんどが、会社を設立したい、そして「○○という事業をしたい」とお考えの方が多いです。

 なかには、明確な目標をお持ちで、熱く語ってくださる方もいます。

  よく、「目標は紙に書くと実現する」と言われます。

  私は、半分はそのとおりであり、半分はそのとおりではない、と考えています。

  なぜなら、経営者のタイプによって違うと思うからです。

  紙に書いた目標を壁などに貼っておき、それを常に見ているとモチベーションが上がると感じる経営者は、目標を紙に書いた方がいいと思います。

 一方で、紙に書かなくても、あたかも紙に書いたようなイメージを持ち続けられる経営者は、改めて紙に書かなくてもいいと思います。

  私は、私だけでなく、メンバー全員が共通した目標を持ってほしいと思い、紙に書いた目標設定が必要であると感じました。もちろん創業1年目から、紙に書いていたわけではありません。

  そして、その目標が達成できた時に、目標達成に貢献してくれたメンバーに、何らかの形で還元していきたいと思います。

  ですから、数字による目標設定は、大切であると考えています。

  言い換えれば、数字による目標設定が、事業計画、つまり、月々の売上の予測という計画、月々の利益の予測という計画につながります。

  ところで、売上の予測ということは、なかなか立てにくいとおっしゃる経営者が多いです。

  確かに、創業初期はそのとおりです。

  売上の予測ができないときには、経験で、あるいは直感で、かかってしまう経費はある程度予測ができると思います。

  その予測した経費を、粗利益率で逆算すると、必ず達成しなければならない売上が算出されます。

  多くの経営者は、その算出された売上予測に驚きます。

  その驚きの結果、もう少し経費をかけない方法を考えるか、算出された売上をどのように達成していくかを、真剣に考えていきます。

   数字による目標設定は、創業当初は、おおむね目標が達成できるような数値を立てた方がいいと、私は思います。

  なぜなら、立てた計画が実績となることで、経営者ご自身の自信となっていくからです。

  その自信が、次のワンランク上の目標設定につながっていくからです。

そして、そのワンランク上の設定した目標が達成できた時、経営者ご自身のさらなる自信となっていきます。

  ところで、目標とは、売上、利益だけでは決してありません。

  お客様に喜んでいただく、お客様にごひいきにしていただく、これこそが、経営者やその経営者とともに働くメンバーのモチベ―ションとなると思います。

 

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