【創業支援コラム】使命

使命

　ご自身でゼロからビジネスを立ち上げたいという希望を持っている人にとって、会社を設立するというのは、いわば人生の新たなスタート時点に立つということであると思います。

　会社を設立して、利益を出していく、そして利益を出し続けるためには、どうしても使命感が必要であると思います。

　八王子・多摩会社設立支援機構に会社を設立したいという希望をお持ちの方からのお問い合わせで共通するのは、使命感をお持ちであるということです。

すごく抽象的ですので、私自身の自らの体験を申し上げます。

　私は、青果店を経営する自営業の息子として生まれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　今思いますと、小学校4年生、５年生、６年生ごろの「算数」は好きでした。　　　　　　　　　　また、親に「そろばん」を習わせてもらっていましたので、算数の中でも、特に計算、数字が好きでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学生時代に、簿記２級に合格し、また民法はしっかり学びました。　　　　　　　　　　　　　　これらの延長に、私自身、税理士試験へのチャレンジ、会計事務所という職業がありました。

中小企業経営者の息子として生まれ育ち、また、数字・計算が好きでした。　　　　　　　　　　　経理、財務、税務を通して、中小企業経営者のお役に立っているということは、まさに使命であると感じています。

　また、３０代４０代のころは、私自身気づかなかったことがあります。　　　　　　　　　　　　それは、使命感で業務を行っていると、少なくとも自分自身の健康にいい影響があるのではないか、ということです。

　もちろん、税務での判断に迷うことがあり、調べて考えて、考え抜かなければならないことも多々あります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理屈抜きで、業務をさせていただく、自分自身のために、またお客様のためにさせていただくということは、使命感抜きにはできないような気がします。

　もちろん現実の経営は、人件費をはじめとする必要な経費を超える売上を、お客様から頂く必要があります。

　また、「使命」というものがなければ、新たに事務所のメンバーに入ってくれる方もいない、と思うようになりました。

　あなたの使命は何ですか？

　会社設立にあたって、そして、設立後の事業繁栄のための究極の質問かもしれません。